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のどにやさしい連翹(れんぎょう)ハーブのど飴

『もっと知りたい!』
「連翹(れんぎょう)」のこと~ 連翹・連翹葉のおはなし ~

連翹(れんぎょう)は、中国原産の植物で、
朝鮮半島・日本をはじめ遠くヨーロッパまで
その生育地が認められる、
繁殖力と生命力にあふれた植物です。
このページでは、連翹のプロフィール、
そして連翹が古来から人の暮らしに
どのように関わってきたかをお話しいたします。
お時間の許される限り、ごゆっくりご覧ください。

連翹とは?

名前のこと(通名・学名など)
連翹はモクセイ科レンギョウ属(学名:Forsythia)の総称です。
また品種改良で作られた園芸品種も連翹の仲間です。
属名(学名)のForsythiaは、19世紀初頭にイギリスの王立植物園の監督官を務めた園芸家、
ウィリアム・フォーサイス(William A. Forsyth)氏にちなんで名付けられています。
英語名はその花弁の形から「ゴールデン・ベル(Golden Bells)」と言われています。
生まれのこと・仲間のこと(原産地・種属など)
生まれ(原産)は中国大陸ですが、日本への渡来は古く、
平安時代初期の『出雲国風土記』や『延喜式』にもレンギョウの名前が見られるようです。
ただ、実際に渡来した時期は諸説紛々で定かではなく、江戸時代だという説が強いようでもあります。
21世紀初頭の現在では7種(アジアに6種とヨーロッパに1種)の原種、
さらに幾つかの園芸用に交配された雑種があります。どの種も黄色い4弁の花が特徴です。
中国・朝鮮半島・ヨーロッパ各地では、春を告げる花として知られているというお話もあります。
日本でも開花時期はおおむね3月~4月になるようです。

人の暮らしとの関わり

実は薬用、葉は茶葉、花は俳句。
詩人との交流なども!

薬用としての連翹

連翹の果実は、漢方薬に用いられる生薬の一つとなります。
その起源は古く、AD2世紀頃の生薬書物である「神農本草経」に収載され、
後にAD18世紀に考案された抗炎症薬効果のある処方に含まれます。
レンギョウまたはシナレンギョウの成熟果実を蒸して乾燥したものを用います。
生薬レンギョウには一般的な生菌に対し、強い抗菌作用があります。
また、消炎、利尿、排膿、解毒薬として、吹出物、疥癬などの皮膚病、
腫瘍性炎症などに応用されています。
具体的に使用されている漢方処方およびその効能効果には以下のようなものがあります。
いずれもOTC医薬品では「第2類医薬品」として販売されています。
漢方処方は様々な生薬の配合によって処方の効能効果が決まっており、
連翹の力だけがその薬効を決めているものではありませんが、
一例として例示いたします。
(OTC医薬品のお買い上げについては、
薬剤師、登録販売者の服薬指導のもと、ご購入ください)

漢方処方および効能効果の例

◆響声破笛丸(きょうせいはてきがん)
しわがれ声、咽喉不快 体力にかかわらず、使用できる。
◆銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)
かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛
◆荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、
ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張しているものの
次の諸症:蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
◆清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるものの
次の諸症:にきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、あかはな(酒さ)

また、連翹の根は「翹根(ぎょうこん)」の名で、
これも「神農本草経」に収載されています。

食用としての連翹

連翹の葉を乾燥させたものを茶葉として、夏から秋への季節の変わり目などに
好んで飲む風習が中国の南部にはあるようです。
湿気を伴う空気が乾燥し始めて、のどの調子が落ちるようなときに
おまじないのようにお茶にして飲用することで、かぜなどの予防を行うというお話です。
茶葉を煎じて飲むと、ふわりと甘い香りがただよい、独特の渋みはあるものの、
濃いめの緑茶のような味わいがあるそうです。
現在では日本でも一部地域で生産されているというお話です。
最近の研究では、連翹葉がノンカフェインであることも判り、
子供から大人まで楽しめるお茶として今後親しまれていくことでしょう。
現在でも、ご家庭で連翹の葉を熱湯にくぐらせた後、水分をふき取り、
電子レンジで乾燥させれば自作の連翹茶が出来ます。

詩歌・俳句としての連翹

俳句では「春」をあらわす季語となっています。
有名な俳人の句としては、以下のような方々が挙げられます。

詩歌・俳句

また明治生まれの詩人、高村光太郎はその生前、連翹の花を好んでおり、
彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことから、
命日である4月2日を「連翹忌」と呼んでいます。

いまも研究が進められている連翹

連翹の薬用効果は主に果実にあり、医薬品としての研究はいまも進められていますが、
一方、連翹葉や花などについても研究が進められています。

連翹の花

連翹の花(連翹花)

花を日干ししたもの(連翹花 れんぎょうか)を煎じて服用すると利尿、緩下、高血圧の予防によいと言われています。

連翹の葉

連翹の葉(連翹葉)

先ほど、お茶に関する連翹のお話がありましたが、
古来の歴史上お茶は楽しむものである前に「健康」のために飲まれている側面が強くありました。
連翹葉もその中の一つで、中国では主に季節の変わり目にのどが不快感を覚える際に多く使われてきました。
日本でも複数の研究者が、連翹の葉に含まれている成分と果実に含まれている成分の一部が同じであることを突き止めて、その効果について研究を進めていました。
方や世界でも同様の動きはあり、香港に本社をもつプラファーマ株式会社はその事実に何らかの意義があるのではないかと注目して研究、連翹葉茶の苦み成分の一つ「ホルシトシドA」という天然化合物が強い抗菌効果を持つことを突き止めました。
この発見は他の生薬との混合においても有効であるという特許となっています。
この特許は欧州、中国、オーストラリア、日本など広く世界で認められています(特許第6153569号ウイルス感染の予防および処置のための材料および方法)。

花・葉で異なる研究成果「お茶を飲むこと」は昔は「健康法」のひとつ日本・香港などで今も研究が続けられています

春告花、迎春花とも呼ばれ、
早春の庭園や生垣に黄色い花を
びっしりと付けて咲き乱れる連翹花は、
鎌倉市の明月院や新潟県新発田市の紫雲寺地区には
「レンギョウの里」が有名です。
また丈夫で繁殖力が強い連翹は、
高速道路など車通りの多いところでも生育するため、
中央自動車道の談合坂SA、長野自動車道の姨捨SA、
伊勢湾岸自動車道の湾岸長島インターなど多くの場所で
ドライバーの目を癒しています。
皆様も、春先のドライブの際に
探してみてはいかがでしょうか。

一粒へのこだわり

生薬エキスは、一粒5.0gの中に1.5%入っています。
外側は口当たりをよくするために薄めのエキス配合とし、
内側へ向かうほど、エキス濃度が濃くなるようにしています。

飴の側面に白の引き飴を帯状にしています。
引き飴は口中で溶けやすいので、
のどに詰まらせても気道が確保できるようにしています。

「たかが飴、されど飴」の精神で!口当たりをよくする工夫見た目と実用を兼ねた工夫

のどにやさしい連翹(れんぎょう)ハーブのど飴

連翹(れんぎょう)ハーブのど飴

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容量:70g(個包装含)
原材料:砂糖(甜菜(国内製造))、
連翹葉エキス、金銀花エキス、桔梗エキス、
かりんエキス/香料(メントール)